かなり久々に投稿しようとしてますが、いつも以上にだらだら書きそうです。と思ってたら4000文字超えてたんで、こちらに投稿。
能登半島の七尾市にボランティアしに行ってきました。
テスト前だというのにどうやって保護者の方を説得してきたのか、ふぉれすとの卒業生2人を含む7人での25時間。日曜日の午前1時藤井寺発~月曜日の午前2時藤井寺着の小旅行でした。
疲れて、楽しくて、本気でとんでもないものを見つけて(警察に連絡した)、悲しくて、考えさせられて、、、
どうにも気持ちの整理がまだついてないので、
整理をしつつ、時系列順に振り返って書いていってみます。
【土曜日の夜】
寄付のお話があったので、仕事終わってから移動用のレンタカーを借りに行った後に、夜の9時半にお米とサツマイモを頂いてきました。そうそう、明日(火曜日)にもまたお野菜頂いてきます。皆さん本当にいつもありがとうございます。藤井寺市内の子ども食堂含む子育て支援団体と子育て中のご家族の助けになってます。
ちがう、、この話じゃない。
そう、お米おろして車止めてきて爆睡。の予定がなかなか寝れず。なんか時計の音とかで目が覚めてしまう。翌日の事、何か考えていたのかもしれない。
【日が変わって日曜日】
12時30分起床。気が付いたら割と寝てた。当然周りは真っ暗。卒業生2人と一緒に行く社会人の子が3人でなんか話してた。
さっそく準備して、残りの同行者とパープルホール前で合流。、、、、途中、ボランティア保険の書類とレンタカーのカギを忘れてたのでダッシュで帰宅×2。戻ってきたら自己紹介終わってた。
てことで出発。途中、休憩をはさんだりしながらも順調に七尾市へ。4時間弱運転したところで運転を変わってもらいました。7時過ぎに、七尾市のコメダ珈琲でモーニングを食べる。
あぁ、ボランティアに行くことを事前申請しておくと、高速料金が無料になるんですが、料金所毎で2~3分時間がかかるので、移動時間にその辺り見込んでおくべきだった。ちょっと早めに出て正解でした。
明るくなり始めて、建物や道が見える様になってきた。屋根や壁にブルーシートがかぶせられている建物が多いなという印象。このタイミングでは、話に聞いていた状況ほどひどくない感じました。よく考えたら、大きい道とかよく使われる場所から復興進んでくよね、、
8時半にボランティアの拠点施設へ。
最初に講習のようなものがあって、そこからチームに分かれて作業現場へ向かいました。
講習の際に、
「廃棄する家財は、家主さんにとってかけがえのない思い出の詰まったものだけど、前に進む為に手放さないといけないものかもしれない。」
の話は、作業前に聞けて本当に良かった。一つ一つ大事に扱うべきだと感じた。
阪神淡路の地震の時に半年くらいボランティアしてたんですが、その頃と違って、すごく組織として確立?しっかり役割分担がなされていると感じました。
高専の2年生やったか、、出席日数足りなくてそういや留年しましたね。親になって振り返ると、たまったもんじゃないな。
その日は、地域のお母さんたちが昼食をご馳走してくれるという事で楽しみにしながら、部屋のゴミの分別と搬送の作業をする為に作業場所へ。そしてそこで、どえらい物を、、
作業場所まで車で移動。夜の運転もあるので、運転してもらっている間は睡眠時間。
その日の作業は、リサイクル料金など、処分に費用がかかるもの以外の家財を運び出す作業でした。
と言っても、全部いったんすべて家の外に出して分別して(例えば窓ガラスだと、割って ・窓枠⇒金属 窓ガラス⇒ガラス
として仕訳けてからトラックへ運ぶ)といった作業でした。
作業を進めつつ、家主のおばあちゃんとあれこれ交流。
途中、天袋の奥から
旧日本軍?の拳銃×1 日本刀?×1 サーベル×2
+脇差?
が出てきた。
多分血がついていたり明らかに使われていたっていう佇まいに、ちょうど戦争の事について先日卒業生と話していたこともあって、色々と考えさせられる。
警察に連絡したり、色んなことがありつつその後も作業は進む。
お昼に一度拠点に戻る。午後から子供向けのイベントがあるらしく、準備をされていた方に何故か綿菓子をもらってしまった。ラムネ味のそれを食べてから、昼食。食事をしていたら、なぜかお替りできるからとそうめんを3杯もいただいてしまった。。。。いつも思うけど、そんなに腹ペコキャラだろうか?
戻って作業再開。
思っていた以上に家主さんと仲良くなれた。お正月の地震で行われなかった成人式がその日(10月13日)に行われて、お孫さんが出ている事、避難の際の事、色々と教えてもらった。おばあちゃんがコーヒーを入れてくれたりおやつを出してくれる。なんかすんごく旨い。
2時過ぎ、予定よりかなり早い時間に作業終了。集合写真を撮ろうって話になるとおばあちゃんが私が取ってあげようと、申し出てくれた。
全て終わったので、コーヒーや話をしてくれたことのお礼を言ってから帰る事に。
それまで集合写真を撮ろうといった時も、私は良いからと言ってたおばあちゃん。帰りがけに握手しようと手を出したら手を握り返してくれながら、
「今こそ写真撮らないと!カメラは無いの?」って言いながらつけていたマスクを外しながら泣いてて、なんか二人して泣いた。元気で居て欲しいなと心から思う。
拠点に戻って荷物をおろす。
イベントに遊びに来ていた七尾市の小学生たちと、全力で遊んだ。笑いながら見ていた、他県から来ていた小学校の教頭先生を巻き込む。先生は、丸い輪が続いてその中を抜けていく遊具に詰まっていた。みんなで救出しようとしかけたら独力で脱出されていた。みんなで爆笑していた。
そのあと、ここに書き出したら文章が3倍くらいに膨れ上がるくらいの話をした。
一番印象に残ったのは
避難訓練や避難所の想定をしたとしてその後の事は?という事。
何か起こったときに、
・自宅で待機する⇒収まる。
・避難所に来る⇒帰る。
・避難所で数日過ごす⇒帰る。
、、、帰る場所がなくなった時は?
当然復興を目指す。引っ越していく人も出る。助けられなかった人は?町の文化は?
南海トラフが起こった時に、大きな被害が予想される地域の学校の先生で、福島にお知り合いが居られて、色んな場所をボランティアとして回られている方だからこその言葉をたくさんいただきました。避難訓練とか避難所の事は考えるものの、実際にその訓練が役に立ってしまったとき、その後の事は正直意識がなかった。
そうそう、13年前の福島の地震の時の事を当時小学5年生だった方たちが語り部として語っているそうです。話を聞いてると、身の回りの子ども達に聞いて欲しいと思いました。何かをきっと感じてくれると思う。なんというか、今をもっともっと、今以上に大事にしてくれるようになるんじゃないかな?と思ったりもした。
小学生と遊んでいる間、途中から一緒に行った高校生の男の子が遊びに参加してくれてました。なんか、見守り能力がすごい。全部なんてまだまだ言えないけど、
「あぁ、この子ら居てたらなんか大丈夫なんやろうな」
とちょっと思えた。ちょっとな。
小学生たちとひとしきり遊んだ後、
集合写真を撮って、一緒に過ごした人たちとあいさつをして帰路につきました。
と言っても、
「お風呂に入ってご飯食べてから帰ろう!」
と話していたので、まずは近くの温泉へ。
もうちょっとで温泉に付くと思ったら、進行方向の右側に海が見えてきた。思わず、海が呼んでいる!とばかりにハンドルを右に切って、見つけた駐車場に駐車。とりあえず車を降りると絶景!海!向こうに見える陸地やらそばに見えてる船やら、、、絶景!
海に突き出した桟橋を見つけて、
「あそこ行ったら、もっとよく見えるんじゃね?」
と高校生二人と一緒に駆け出しました。
と、途中で急ブレーキ。なんかテープが張ってある。
「立ち入り禁止」
1人が思わず飛び越えてすぐにこっち側に。何だろうと、テープの向こう側を見ると、地面に亀裂がありました。
足元をよく見ると、砕けたコンクリート。振り返って走ってきた道を見ると、ひびが入っている。
、、、、、しばらく固まってしまいました。
そうかぁ、とつぶやきながら、周りを見渡して、海を見るとやっぱり綺麗で、なんとも言えない気分でした。
なんとか海のそばまで行きたいと回り込むと、コンクリートがガタガタになった桟橋側に出ました。足元のコンクリートの様子と、目の前に広がる綺麗な海に、何とも言葉が出ない。
しばらく三人でぼーっとした後車に戻ろうとしたのですが、ふと見上げると、普通にホテルだったものにも亀裂が入り廃墟になっていました。夜同じ場所を通った時にその辺り一帯の電気がついておらず、怖いといった感じ、、でもないな、、寂しいが一番近い、複雑な感情を持ちました。
お風呂に入って、お土産を買いました。お土産を買ったお店はさっきのホテル街に隣接したスーパーなんですが、ご当地ラーメンとかポテチがないかと探していると違和感が。登ってる感じがする。下っている感じがする。、、、床が波打っていました。ここでもしばらく店内を見渡してぼーっとしてしまった。
その後、食べ物屋さんを探してふらふらしたものの空いてるお店は見つからない。結局高速道路に乗って、途中のハイウェイオアシスでつけ麺を食べました。すっげー旨かった。
能登の魚を楽しみにしていた部分もあったのですが、このつけ麺ならゆるせる。本当に旨かった。
つけ麺 是・空 北陸に行った際は是非。
つけ麺を食べ終わって、車へ。
藤井寺に向かって帰る帰る。一心に帰る。昼間に寝といて良かった。何とか日が変わるうちにとか思ってたんですが、パープルホールに付いたのは夜中の1時。
解散して、高校生たち送って、帰宅。
朝からいつも通りの生活に戻ったんで隙間時間にこの文章書き続けてたんですが、なんかえらい時間かけて書いてる気がする。まぁ、4000文字も書いてりゃ、そりゃそうかって感じですが。
なんにしても、一言でまとめると
「行って良かった。」
凄くたくさんの物を頂いてきました。そして、改めて気合が入った気がします。色んな事、これまで以上に頑張らんとなぁって感じがあります。
1人身では無いので簡単な話では無いのですが、また機会を作っていけたら良いなと思ってます。